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ベンゾジアゼピン受容体イメージング製剤による不安状態と回復過程の画像解析

研究課題

研究課題/領域番号 11770525
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

福光 延吉  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (40277075)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
100千円 (直接経費: 100千円)
2000年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
キーワードベンゾジアゼピン受容体 / ^<125>I-Iomazenil / 情動ストレス / コミュニケーションボックス / 精神不安
研究概要

ラット(Wistar,male,約250g)18匹をストレスをかける度合いに応じて以下の3群に分類した。1.コントロール群(6匹)、2.コミュニケーションボックスに連続3日間入れる群(6匹)、3.コミュニケーションボックスに連続5日間入れる群(6匹)。コミュニケーションボックスは、電撃ショックを受ける部屋と受けない部屋に区分した。対象としたラットは、電撃ショックを受けない部屋に毎日1時間入れ、電撃ショックを受けるラットを見せることで、肉体的ストレスを伴わない情動ストレスを与えた。ラットに^<125>I-Iomazenil(約0.05mCi)を尾静脈より静注し、3時間後に解剖した。すばやく大脳を摘出し、凍結させた。クライオスタットで、20マイクロメートルの厚みの冠状断の切片を得、イメージングプレートに約2週間貼りつけ、イメージングアナライザーで解析した。3日間入れた群では、6匹中1匹に視床下部の集積に局所的な低下を認めた。5日間入れた群では、6匹中3匹に視床下部の集積に局所的な低下を認めた。受けたストレス量の指標として、同時に血中コルチコステロン濃度を測定した。血中コルチコステロン濃度は、ストレスをかける前と解剖時に測定し、その変化を算出した。血中コルチコステロン濃度の上昇の程度は、5日間入れた群、3日間入れた群、コントロール群の順に高かった。情動ストレスは視床下部の中枢性ベンゾジアゼピン受容体の分布に影響を与えることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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