研究課題/領域番号 |
11770588
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
岩部 弘治 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70312030)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 巨核球 / 多倍体化 / 細胞質分裂 / PLK-1 / AIM-1 / アンチセンス / CD34陽性細胞 |
研究概要 |
巨核芽球性白血病細胞株、Meg-Jをヒドロキシウレア存在下で培養し、G1期に同調させた後、同調を解除し、K252aとTPOを添加して多倍体化させる。経時的に細胞を固定し、細胞質分裂に必須なPLK-1,AIM-1などのキナーゼや71番目のセリン残基がリン酸化されたvimentinなどの細胞質分裂関連蛋白の発現を、それぞれに対する抗体を用い、免疫組織染色、ウエスタンブロット法により検討した。その結果、巨核芽球性白血病細胞株、Meg-J細胞では多倍体化に際してもAIM-1やキナーゼや71番目のセリン残基がリン酸化されたvimentinといった細胞質分裂関連蛋白の発現が上昇し、71番目のセリン残基がリン酸化されたvimentinは分裂溝近傍に発現していた。次に、患者の同意の上で提供をうけた末梢血幹細胞、骨髄より純化したCD34陽性細胞をIL-3、TPO存在下で培養した後、さらにイムノビーズ法にて巨核球系細胞を純化し、これにAIM-1のアンチセンスオリゴを添加し、多倍体化に対する影響について検討を行った。しかし、この系においてアンチセンスを添加した細胞には若干の多倍体化の促進が認められたものの細胞数が少ないといった問題があり、有意な多倍体化が認められたとは言えなかった。多倍体化に関与すると考えられる上記の細胞質分裂関連蛋白の遺伝子やそのdominant negative formの遺伝子をmammalian expression vectorに入れてtet activator、Lac repressor遺伝子とともにCD34陽性細胞、Meg-J細胞にエレクトロポレーション法を用いて導入した。このtet、IPTGinducibleな系を用いて、巨核球の多倍体化に対する影響を検討した。しかし著明な多倍体化の誘導は不可能であった。遺伝子導入そのものが困難であったことが原因の一つと考えられたため、今後はウイルスベクターなどを用いて導入効率を上げて再検討する予定である。
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