• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

分子シャペロンとしての細胞質甲状腺ホルモン結合蛋白(CTBP)の機構について

研究課題

研究課題/領域番号 11770628
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内分泌学
研究機関信州大学

研究代表者

鈴木 悟  信州大学, 医学部, 助手 (30222061)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード甲状腺ホルモン / NADPH / 細胞質 / ポリクロナール抗体 / ドメイン / クリスタリン
研究概要

1)コンピューター解析により得られた抗原性の高い細胞質甲状腺ホルモン結合蛋白質(CTBP)のペプチドを合成し、家兎に免疫することによりCTBPに対するポリクロナール抗体を樹立した。
2)この抗体はネイティブのCTBPを甲状腺ホルモンの結合を抑制することなく認識し、またCTBPの2量体形成能にも影響を与えないことが判明した。
3)この抗体を用い、ウエスタンブロティングによりヒト組織での臓器による発現特異性を検討したところ脳と心臓に強発現を認めた。
4)さらに免疫染色で細胞特異的な発現を検討したところ大脳の神経細胞、小脳では顆粒細胞がまだらに染色された。腎では糸球体は染まらず、尿細管に強発現を認めた。膵臓はmRNAの発現も蛋白の発現も弱いがラ氏島で特異的に発現を認めた。
5)CTBPは甲状腺ホルモン、NADPHと結合する蛋白質でホモ2量体を形成する。この機能的ドメインを推定するためN端、C端欠損のいくつかのCTBP蛋白をGSTと融合した蛋白を大腸菌で発現させそれぞれの結合について検討した。甲状腺ホルモン、NADPHの結合には蛋白の3次元的構造が必須で、2量体形成には少なくとも2つのドメインが必要であることが判明した。
甲状腺ホルモンの細胞質から核への移行、組織内発現分布、機能的ドメインの推定についての結果をまとめて投稿中である。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi