• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

副腎におけるアンジオテンシンII関連ペプチドと受容体サブタイプの生理的役割の検討

研究課題

研究課題/領域番号 11770634
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 内分泌学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

田辺 晶代  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00236655)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードAT_1受容体 / AT_2受容体 / AT_1拮抗薬 / スピロノラクトン / AT1受容体 / AT2受容体 / AT1受容体拮抗薬 / AT1aKOマウス
研究概要

アンジオテンシン(Ang)II受容体にはAngIIの主要な作用発現を担うAT1とそれに拮抗的に作用するAT2受容体の二つの受容体サブタイプが存在するが役割の詳細は不明である。最近、我々はAngIIの関連ペプチドAngIVもAT4受容体ではなく、AT1受容体を介しMAPキナーゼを活性化する事、AT2受容体がそれに抑制的に作用することを明らかにした。それ故、AngII関連活性ペプチドの生物活性発現には、AT1、AT2受容体両サブタイプの発現動態が重要な意義を有する。今回、副腎におけるAngII関連ペプチドと受容体サブタイプの生理的役割を解明するため、AT1拮抗薬および非降圧量のspironolactone(SPRL)の投与が副腎AT1、AT2受容体mRNA発現に及ぼす影響を検討した。即ち、4週齢の雄性SHR-SPにCandesartan(1.0mg/kg/day,p.o.)又はSPRL(10mg/kg/day,s.c.)を24週間投与し、副腎におけるAT1とAT2mRNA発現をRT-PCRにて検討した。副腎にはAT1とAT2の明らかな発現を認めた。AT1拮抗薬投与にてATl発現は有意に減少したが、AT2には著変を認めなかった。SPRL投与にてAT1、AT2はいずれも有意に減少した。これより、AngIIとアルドステロンはAT1発現に促進的に作用する一方、これらの受容体桔抗薬は受容体自体の転写を阻害する事、SPRLは直接的にAT1、AT2発現を減少する事などが示された。それ故、副腎AngII受容体サブタイプの発現はレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬により動的に調節され、AngII関運ペプチドの生物作用発現に影響する事が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi