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脊髄慢性圧迫による前角細胞の遺伝子発現とアポトーシス

研究課題

研究課題/領域番号 11770769
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関獨協医科大学

研究代表者

荻野 雅宏  獨協医科大学, 医学部, 助手 (80224137)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードanterior column / apoptosis / chronic compression / neuronal loss / spinal cord / apoptsis
研究概要

Wister rat(体重250・300g)を用い、全身麻酔の下、第5・6頸椎椎弓下に膨張性ポリマーを挿入して局所脊髄圧迫を作成した。対照として、ポリマーを通過させただけで留置しないシャム手術群を設けた。術前より自発性運動量を回転式運動量測定ケージで、また強制運動能力をトレッドミルならびに傾斜姿勢維持測定板にてそれぞれ計測した。術後はポリマー挿入操作による急性脊髄損傷のないことを確認した上で、3週ごとに上記の運動能を計測した。動物は術後3週、6週、9週、12週、24週の各時点に屠殺した。経心灌流固定ののち全脊髄を摘出し、スライサーにて圧迫部位を含む連続切片を作成した。免疫組織化学的手法により、代表的即初期遺伝子産物でるc-Fos,c-Junの産生を検討した。自発運動量が24週の観察期間中にシャム群と圧迫群との間に差を認めぬこと、強制運動能力が18週より24週まで進行性に低下することは過年度の結果と相違なかった。c-Fosならびにc-Jun免疫染色による検討によっても、形態学的変化すなわち前角の運動ニューロン密度の低下に先だってapoptotic changeが現れていることが示唆された。過年度の成果を併せて考慮すると、研究者らが用いているモデルにおいて、脊髄慢性圧迫による前角細胞脱落と虚血後の遅発性神経細胞死とがcommon pathwayを持つ可能性が示唆された。今後は、同モデルを用いて脊髄血流量の測定を行う予定としている。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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