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関連病院との遠隔手術支援・医療動画データベースシステムの構築と活用

研究課題

研究課題/領域番号 11770772
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関慶應義塾大学 (2000)
国際医療福祉大学 (1999)

研究代表者

大泉 太郎  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50265831)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード脳神経外科 / 遠隔手術支援 / 双方向通信 / 医療動画データベースシステム / ネットワーク / 遠隔医療カンファレンス / 双方向映像・音声通信 / 遠隔診療 / 医療動画データベース
研究概要

当科専用に構築した、病棟と手術室、検査室、医局を結ぶ当科専用のイントラネット上で、手術室からの映像、音声などの情報を主に医局と双方向で通信し、手術に関し、医局のスタッフからの指導やアドバイスを行い、手術成績向上に非常に有益であった。また、着替えなどが必要な手術室にいかなくても医局から手術の見学も可能であり、若手へ医師の教育という面でも非常に有用であった。
手術の映像音声情報は、重要な部分は、リアルタイムでも記録可能であり、逐時の再生も可能であった。
手術全体の記録は主にDVテープに保存し、手術後にPCに取り込み、術者か助手が、重要部分のみを3,4分にデジタル編集し、DBで管理し、院内カンファレンスでのプレゼンに使用したり、プライバシーを配慮した、関連病院を結ぶ、当科専用のネットワーク上でも一部公開し、関連病院では症例が少ない脳外科疾患の治療や若手医師の学習に役立っている。
デジタルでの動画情報の保存は、編集やメディア変換での劣化がほとんどなく、静止画として取り出しても画質がよく、学会発表や症例研究にも有用であった。
また、関連病院との双方向動画・音声通信による遠隔手術指導も、慶應義塾大学医学部脳神経外科と国際医療福祉大学脳神経センターとの間で、NTTコミュニケーションズの方の協力も頂き、ISDN回線を利用して行った。
比較的専門医師の少ない関連病院と大学病院との手術映像の双方向動画・音声通信により、的確な手術の指導や、手術時成績の向上、手術時間の短縮などが可能であった。
そして、同システムを利用して、女子医科大学脳神経センターとの遠隔症例カンファレンスを行い、大学間での研究や教育にも非常に有用であった。
今後も、デジタル保存した動画情報の解析による手術成績の向上の研究や、遠隔双方向動画・音声通信の更なる活用による脳外科疾患の治療成績向上に役立てたい。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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