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TrK導入髄芽腫細胞株のNGFによる分化と細胞死の決定機構解明

研究課題

研究課題/領域番号 11770779
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

村垣 善浩  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70210028)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードmedulloblastoma / retirioic acid / neurotrophin / trk / p75NTR / medullo blastoma / retinoic acid
研究概要

平成11年度の実験で、髄芽腫細胞株D425(原発巣)とD458(播種細胞)にレチノイン酸処理を行ったところ、D425は細胞死をD458は神経細胞様分化を示した。RT-PCRでの検討で、D425とD458ともRA添加前からNeurotropinであるBDNF、NT3の発現が添加後も発現は持続し、受容体のtrkB、trkCはD425とD458ともRA添加後のみに発現がみられた。低親和性受容p75NTRは、RA添加後分化したD458にのみに発現していた。
平成12年度の実験では、この分化を示したD458を長期培養した。レチノイン酸の週2回処理をしたところ約4週間から5週間で細胞同士が凝集塊を作り、その凝集塊同士が細胞体の5倍以上の突起で結合した。形態的には成熟神経細胞に酷似していた。その過程で細胞死が認められた為、DNA電気泳動を施行した所D425と同様、D458のRA処理細胞でもDNA ladderが認められ、細胞分化とともに細胞死が同時に起こっていることを示した。これは、Trk遺伝子を導入したD458trk細胞がリガンドであるNGFの添加で分化を示したが、細胞死を示さなかった結果とは異なった。P75NTRのMouse Monoclonal抗体を入手し免疫組織染色を施行した。D425のRA処理細胞は陰性であったが、D458のRA処理細胞では処理早期3日後以降、細胞表面に発現していることが示された。しかし、Western Blottingや免疫沈降法で、P75NTRの発現は発現量の問題か、抗体自体の問題か、陽性バンドが認められなかった。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 村垣善浩: "髄芽腫と神経栄養因子受容体"医学のあゆみ. 192巻.7号. 775-779 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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