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脳下垂体腺腫の分泌小胞成熟過程における基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11770781
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

太組 一朗  日本医科大学, 医学部, 助手 (60307923)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードVAMP-1 / 脳下垂体腺腫 / 開口分泌 / 下垂体 / 免疫組織化学 / 下垂体腺種 / SNARE
研究概要

VAMP-1(vesicle-associated membrane protein type 1:別名Synaptobrevin)はSNAP-25,Syntaxinと共に神経終末にみられるsynaptic vesicle proteinの一つである。これらはシナプス小胞の開口分泌に関与する因子であると共に内分泌組織における局在が観察されているが、いずれもそのヒト下垂体腺腫における十分な検討はなされていない。今回我々は下垂体腺腫について免疫組織化学(IHC)によりその発現を検討した。手術時採取した下垂体腺腫58例の10%ホルマリン固定パラフィン切片を用い、抗VAMP-1抗体を用いたABC法にてIHCを施行した。VAMP-1の発現は各々GH産生腺腫17/19(89%),PRL産生腺腫7/10(70%),ACTH産生腺腫6/8(75%),TSH産生腺腫1/5(20%),非機能性腺腫10/16(63%)であった。特に発現頻度の高いGH腺腫では他の腺腫に比較して陽性細胞の割合も多く、また細胞膜周辺のみならず細胞質にもシグナルの局在が観察された。ヒト下垂体腺腫にVAMP-1の発現が確認された。腺腫においては下垂体前葉ホルモンの分泌顆粒を介したVAMP-1開口分泌への関与の可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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