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Heberden結節における関節破壊機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11770818
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

佐藤 吏  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90287243)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードDIP関節 / 関節軟骨 / コラーゲン
研究概要

Heberden結節は、手指DIP関節の変形性関節症であるとされているが、その関節破壊機構については明らかにされていない。これまでに、荷重関節である膝関節の変形性関節症における関節の破壊機構についての検討を行ってきているが、非荷重関節に発生するHeberden結節の関節破壊様式は、荷重関節のそれとは異なるものと考えられ、この点を追求することが、本症の病因の解明に不可欠と考えている。
手術時に得られたDIP関節の関節軟骨を試料とし、関節軟骨の主要な構成成分であるコラーゲンやプロテオグリカンなどの存在状態を、免疫組織学的ならびに分子生物学的に明らかにした。また、特殊な抗体を用いて、分解されつつあるII型コラーゲンの局在を検討した。
表層から順に線維性の結合組織、線維軟骨様組織、硝子軟骨様組織、骨組織から構成されるようになるが、線維軟骨様組織は種々の割合で混在していた。この線維軟骨様組織には円形の細胞が存在し、その細胞外基質はII型とIII型コラーゲンならびにプロテオグリカン抗体で不均一に染色された。一方、硝子軟骨様組織は円形の軟骨細胞とII型コラーゲン、プロテオグリカン抗体で均一に染色される基質より構成されていた。
また、最下層の肥大軟骨様組織とその周囲の基質はMMP-3抗体で染色され、骨組織との境界部ではCD34抗体で染色された。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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