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全身性炎症反応症侯群の血管内皮機能評価による病態解明と重症化予防法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 11770862
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関熊本大学

研究代表者

本山 剛  熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (00305020)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード全身性炎症反応症侯群 / 多臓器障害 / 酸化ストレス / 全身性炎症反応症候群
研究概要

感染、手術などの侵襲時の全身性炎症反応症候群(SIRS)からの多臓器障害への病態形成における酸化ストレスの役割を明らかにするため、酸化ストレスの指標として血漿チオバルビツール酸反応生成物質(TBABS)を採血し、SIRSスコア及び多臓器障害の指標としてSOFAスコア、不全臓器数(SOFAスコアが3以上の臓器数)を記録し、血漿TBARS値とSOFAスコア、不全臓器数との関連性について検討した。入院時TBARS値は多臓器障害合併群は非合併群に比較して大きく、TBARS値とSOFAスコアとの間に有意な相関関係を認めた。さらに死亡群は非死亡群に比較して、入院時、退院時のTBARS値が高く、入院中のTBARS値の上昇の程度も大きかった。平成12年度には、新たにSIRS持続期間の明らかな症例について、SIRSの持続、酸化ストレスの亢進、多臓器障害の関係を検討した結果、SIRSの持続期間とSIRS持続中のTBARS値の変化率との間に強い関連を認めた(r2=0.73,p<0.001)。SIRS持続中に多臓器障害合併した群の方が非合併群に比較して、SIRSの持続期間が長く、SIRS持続中のTBARS値の変化率も大きかった。このように、SIRS症例の多臓器障害合併においては、SIRSの持続及びそれに伴う酸化ストレスの亢進が重要な役割を果たすことが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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