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毛細管血流の自己安定性と動脈の物理的特性の関係

研究課題

研究課題/領域番号 11770867
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

東條 英明  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (70295658)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード毛細管血流 / 超音波血流計
研究概要

大動脈血流波形と毛細管血流波形との周波数領域における伝達関数を同定し、動脈が毛細管血流の自己安定性に及ぼす影響を定量化することを目的として、実験を行った。前年度は当初、実験手技の技術的な問題も起因していたと考えられるが、予備実験から本実験までの1週間(本来、予備実験の手術侵襲から回復させるために設けた期間)の間に死亡するラットが多かった点、および、本実験が実行可能だったケースでも、予備実験において大動脈基部に装着して埋没しておいた超音波血流計(Transonic Systems Inc.)のプローベ位置が、この1週間の回復期間中に位置のズレが生じたなどの原因のために、本実験中に大動脈血流波形を安定して測定記録することが不可能な場合が多かった点などの理由から、当初の実験計画からは大幅に遅れていた。本年度、実験回数を重ねても、前述の問題点の解決が非常に困難であったために、途中から、予備実験から本実験までの1週間の回復期間を廃止して、一期的に実験を行うプロトコールに変更した。この変更により、ある程度安定してデータ測定が可能となった。現在、新プロトコール下に正常血圧ラット(WKY)を用いた実験を重ねつつ、得られたデータを数学的な処理を行っている。大動脈血流-総頚動脈血流、および総頚動脈血流-脳毛細管血流間の伝達関数を解析し、また、大動脈血流-脳毛細管血流間の伝達関数より、動脈全体の物理的特性を解析している。今後、自然発生高血圧ラット(SHR)、および境界型高血圧ラット(BHR)でも同様の実験を行い、3群間での群間の比較を行う予定である。また、各群において実験を、正常血圧と脱血後の低血圧の状態で繰り返し、血圧の影響も検討する。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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