• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

精巣内細胞とテロメレース活性

研究課題

研究課題/領域番号 11770889
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関鳥取大学

研究代表者

山本 泰久  鳥取大学, 医学部, 助手 (00294314)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードテロメレース / 無精子症 / クラインフェルター症候群 / 精子 / 顕微授精
研究概要

前年度の検討で精巣組織テロメレース活性の測定は、診断的精巣生検でSertoli cell only syndromeと診断された患者がTESE ICSI施行時に精子が回収できるか否かを予想するのに極めて有用であるという知見を得た。今年度は非閉塞性無精子症全体に症例を広げ検討した。対象は本検討に同意した33例に精巣組織のテロメレース活性を定量的に測定した。33例中12(36.4%)で精子が回収できた。精子が得られた症例の精巣組織テロメレース活性値は186.0±51.3TPGU/μgproteinであり,精子なし症例の値は66.5±31.5TPGU/proteinと有意差を認めた。精巣組織テロメレース活性値(カットオフ値30.0TPGU/μgprotein)から精子の存在を予測すると感度83.3%,特異度81.0%と良好であった。また極めて重度な精巣機能障害を呈すことで知られる非モザイク型のクラインフェルター症候群に対しても精巣組織のテロメレース活性測定を行った。24例に施行した。12例で精子が採取できた。カットオフ値を39.00TPGU/μgproteinとすると精子回収成功の感度は91.6%と良好であった。精巣組織テロメレース活性の測定は、あらゆるタイプの非閉塞性無精子症のTESE ICSIに際して精子が回収できるか否かを予想するのに極めて有用であると思われた。さらに不必要な排卵刺激を避けることができる可能性も示唆された。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yasuhisa Yamamoto,Nikolass Sofikitis,Yasuyaki Mio,Miyagawa: "Highly sensitive quantitative telomerase array of diagnostic testicular anaterial predicts the presence of haploid spermatigenic cells in therapeutic testicular biopsy in men with Sertoli cell only syndrome"Human Reproduction. K1巻12号. 3041-3047 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi