研究課題/領域番号 |
11770905
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
吉井 将人 杏林大学, 医学部, 助手 (70285378)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 膀胱癌 / MUC-7 / PT-PCR / 病期分類 / 異型度 / mRNA / MUC-1 / RT-PCR法 |
研究概要 |
【目的】膀胱癌症例における末梢血の膀胱癌細胞の検出を試み、病気分類および細胞異型度について比較検討を行う。 【方法】膀胱癌細胞株T-24およびMUC-7の発現が確認されている大腸癌細胞株WIDRよりISOGWNを用いてmRNAを抽出する。設定したMuchin(MUC)-7に対するoligonucleotide primerを用いて、reverse transcription polymerase chain reaction(PT-PCR)を行い、MUC-7が増幅する条件を設定する。シークエンス法により増幅したバンドの配列の確認を行う。ついで健常人および未治療膀胱癌患者の末梢血より抽出したmRNAよりMUC-7の検出を試み、病期分類、細胞異型度に対する関連性を比較検討する。 【結果】膀胱癌細胞株T-24及び大腸癌細胞株WIDRにおいてバンドの増幅を認め、シークエンス法によりその配列を確認するとMUC-7でることが確認された。健常者においてはMUC-7は検出されなかったが、未治療膀胱癌患者において15例中1例にMUC-7の検出を認めた。症例数が少ないため、病期分類、細胞異型度に対する関連性は今後症例を重ねてさらなる検討が必要と思われた。
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