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着床率向上を目的とした単核球共培養のヒト体外受精胚移植への応用

研究課題

研究課題/領域番号 11770943
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関熊本大学

研究代表者

本田 律生  熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (10301376)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード体外受精胚移植 / 共培養 / 着床
研究概要

本研究は、不妊治療法として広く行われているヒト体外受精・胚移植法の臨床成績の向上を目指すための基礎的および臨床的研究である。体外受精による生児誕生以来20年余を経過したが、その臨床成績が飛躍的に改善した訳ではない。ヒト体外受精・胚移植プログラムでは、近年、胞胚期までの培養効率の高い培養液が市販されるようになったが、培養液単独では胚の体外培養には限界があり、着床至適な胞胚までの体外胚発育率は低い。我々は、腹腔や卵管内にマクロファージ(Mφ)が存在することに着目し、マウスにおいて腹腔Mφと胚との体外共培養を行い、Mφをfeeder layerとして使用することにより胚発生効率が上昇することを明らかにした。また、ヒト体外受精・胚移植プログラムへの応用を考慮し、Mφのoriginと考えられるヒト末梢血単核球とマウス胚との共培養を行い同様の共培養効果を確認した。ヒト体外受精・胚移植プログラムへは、患者末梢血単核球と体外受精で得られた1細胞期胚との共培養を行い、その胚発育を観察しつつ、胞胚期までの培養を行い胞胚期での子宮内胚移植を行うべく準備を行っている。今後、適応となる患者の選択については、過去に形態良好な胚を移植したにもかかわらず、妊娠成立をみなかった症例に対して臨床応用を開始し、その成績について解析する予定である。なお、臨床応用にあたっては、倫理委員会に申請を行い、臨床応用の承諾は得られている。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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