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子宮体癌・卵巣癌におけるAkt2遺伝子の増幅とその臨床病態との関連

研究課題

研究課題/領域番号 11770957
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

山下 博  慶應大, 医学部, 助手 (40276332)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード卵巣癌 / AKT2遺伝子 / 予後因子
研究概要

AKT2遺伝子は、シグナル伝達物質に特徴的とされるPHドメインを有する。セリン/スレオニンプロテインキナーゼをコードしている。1995年にBellacosaらは、卵巣癌患者の12%において、この遺伝子の増幅が認められることを報告しており、遺伝子増幅症例においては、臨床予後が悪い傾向が認められるとも述べている。そこで、今回我々は、わが国の卵巣癌患者における、AKT2遺伝子増幅の頻度とその臨床予後とを検討すべく、ドットブロット法を用いた解析を試みた。当院において1992年から1995年までに初回手術を受けた計40例について、パラフィン包理切片より癌部および非癌部組織を削り出し、キシレンによる脱パラフィン後通常のフェノール、クロロホルム、イソアミルアルコールを用いてDNAを抽出した。これらの検体をドットブロット法にてナイロンメンブレンに固定し、AKT2のgenomic fragmentをプローブとしてハイブリダイゼーションを行なった。
また、internal controlとして、上皮性悪性腫瘍において遺伝子増幅の報告の無い7c22を用いた。非癌部分をコントロールとし、癌部分のAKT2遺伝子コピー数の多寡につき検討を行なったが、3コピー以上の遺伝子増幅は認められず、わが国においては、卵巣癌の発症にAKT2遺伝子の異常増幅が関与していないと考えられた。来年度は、抗AKT2抗体を用いた免疫染色法により、本遺伝子の発現の多寡につき検討を進めて行く予定である。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山下 博 他: "子宮頚部原発神経内分泌癌の3例"日本産科婦人科学会東京地方部会誌. 46. 99-103 (1996)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 山下博、塚崎克 他: "手術癌法が母体・胎児・新生児に及ぼす影響"周産期医学. 26. 1645-1649 (1996)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 山下博、塚崎克己 他: "保険診療における腫瘍マーカーの使い方"産婦人科の実際. 46. 1447-1452 (1997)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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