研究課題/領域番号 |
11770985
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 福井医科大学 |
研究代表者 |
柴森 良之 福井医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (10303380)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 交感神経 / 顔面神経 / 順行性標識法 / 免疫組織化学法 / 上頚神経節 / 加齢 |
研究概要 |
これ迄(平成11年度)の順行性標識法や免疫組織化学法での結果、顔面神経内交感神経線維は、同側上頚神経節由来で大錐体神経を逆行し膝神経節を通過し、顔面神経に投射。 膝神経節より顔面神経の末梢側(茎乳突孔)に向い側頭骨内で終末。 酵素抗体法ではtyrosine hydroxylase(TH)、dopamine β-hydroxylase陽性、phenylethanolamine N-metyltransferase陰性線維のnoradrenergic線維。 電顕では顔面神経の神経内部および神経上膜内の毛細血管壁に交感神経線維は分布。 synaptophysin陽性反応が見られ、顔面神経本幹において神経終末が確認された。 今年度(平成12年度)は 1、加齢による顔面神経内交感神経線維の変化を調べる目的で、成熟ラットと幼弱ラットの間での形態学的差を観察した。その結果、成熟ラットと比較し顔面神経内の交感神経線維は幼弱ラットで線維数は多く、また密に存在していた。この成熟ラットと幼弱ラット間での形態学的差は、言い換えれば機能的差とも考えられた。 2、上頚神経節除去後でも顔面神経内に一部のTH陽性線維が確認された。また一方で膝神経節にもTH陽性神経細胞が見られた。これらのことから顔面神経内の交感神経線維は上頚神経節以外(膝神経節など)からの投射も存在することが確認された。上頚神経節除去後の膝神経節内のTH陽性神経細胞数は、その影響を受けず統計学的に有為な差はみられず、それぞれ独立しているものと思われた。
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