研究課題/領域番号 |
11771024
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 一雄 関西医科大学, 医学部, 助手 (90288811)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 内耳破壊 / NO / NMDA / グリシンレセプター / 聴覚中枢 / ラット |
研究概要 |
今までに我々は、神経のシナプス伝達可塑性において重要な役割をしていると考えられるNMDA受容体および拡散性情報伝達物質ある一酸化窒素(NO)との中枢聴覚系での関連を検討するために一側内耳破壊後のラットを作成し、免疫組織化学法により神経型NO合成酵素(nNOS)、誘導型NO合成酵素(iNOS)および以前の研究で変化の認められたI型NMDA受容体サブユニット(NMDAR1)を検出し、お互いの発現の差異を比較検討してきた。しかしこれらの破壊後の変化に明らかに関連性が存在するかは現時点においては不確定であった。 今年度は最近新たに発見されたNMDAR1のisoformおよび脳幹聴覚中枢系に豊富に存在するグリシンの受容体サブユニットの内耳破壊における変化を主に検討し、発表した。 申請者らは、今回の結果をふまえて今後もこれら神経伝達物質受容体とNOとの内耳破壊における関連性について組織化学に検討を加えていきたい。
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