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水晶体における創傷治癒とインテグリン発現の変化

研究課題

研究課題/領域番号 11771074
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

黒坂 大次郎  慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (20215099)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード水晶体上皮細胞 / ファイブロネクチン / アクリル / lens / インテグリン / Integrin
研究概要

1.水晶体上皮細胞の培養と眼内レンズ
豚眼より採取した水晶体上皮細胞を各種眼内レンズ(PMMA2種、シリコン、アクリル)上で培養し、線維芽細胞様細胞への変化に違いがあるかどうかをα-SMA陽性細胞の比率を計測し比較検討した。その結果は、各種眼内レンズ上での水晶体上皮細胞のα-SMA陽性細胞の比率は、PMMA2種で35.9±5.7%と20.4±4.1%、シリコンで5.1±2.3%、アクリルで50.6±4.2%と有意にアクリルで高くシリコンで低かった(p<0.0001)。筋線維芽細胞様細胞への変化をシリコンは抑制し、アクリルが促進していた。
アクリル製レンズには他のレンズに比較して、ファイブロネクチンなどの細胞外基質が有意に付着しやすいと報告されており、以前の結果と合わせて考えると細胞外基質が水晶体上皮細胞の線維芽細胞様変化に密接に関わっていることが判明した。また、インテグリンの発現については、現在解析中であるが、はっきりとしたものは得られていない。
2.細胞外基質の検討
近年、線維芽細胞様細胞への変化に関与すると考えられている、SPARCなどの細胞外基質の変化が水晶体上皮細胞の変化にも関与しているかどうかを家兎眼モデルを用いて検討した。
白内障手術術後、線維芽細胞様細胞が出現する部位に一致して、SPARCの発現が認められた。SPARCも細胞の変化に関与する可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Kurosaka D: "Effect of rabbit Aqueous Humor Obtained affer Cataract Surgery on Collagen Gel Contraction"Ophthalmic Res. 32・3. 94-99 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Kurosaka D: "Fibrous membrane formation at the capsular margin in capsule contraction syndrome"J Cataract Refract Surg. 25.7. 930-935 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Kurosaka D: "Extracellular matrixes influences alpha-smooth muscle actin expression"Curr Eye Res. 19・3. 260-263 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 黒坂大次郎: "水晶体上皮細胞の増殖に及ぼす細胞外基質の影響"日眼会誌. 103・6. 432-435 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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