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網膜血管新生における一酸化窒素(NO)の役割-VEGFとその転写因子に対する影響

研究課題

研究課題/領域番号 11771088
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関福岡大学

研究代表者

尾崎 弘明  福岡大学病院, 講師 (50309902)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード血管新生 / 網膜 / VEGF / HIF-1 / 網膜血管新生
研究概要

綱膜血管新生における血管内皮増殖因子(VEGF)と転写因子HIF-1の発現
綱膜血管新生を伴う動物モデルであるマウス酸素負荷網膜症モデルを作製した。正常C57/BY6Jマウスを生後7日目に75%の高濃度酸素に5日間暴露し,正常酸素濃度(比較的低酸素状態)に戻してから5日後(生後17日目)に網膜血管新生がピークとなる。このモデルにおいて,正常酸素下,高濃度酸素下,低酸素状態下での各時期の網膜における血管内皮増殖因子(VEGF)と転写因子Hypoxia-inducible factor-1(HIF-1)の発現の変化を検討した。その結果,VEGFはin situハイブリダイゼーションの結果,網膜の内顆粒層に発現しており,高濃度酸素下では発現が低下して,低酸素状態になってから6時間後に発現が著明に亢進した。発現は血管新生がピークとなるまで亢進していた。また,VEGFを制御する転写因子の候補であるHIF-1の発現は,VEGFと同様に網膜の内顆粒層に発現しており,その発現のタイミングはウエスタンブロット法にて定量した結果,低酸素状態になって2時間後に亢進し,VEGFの発現の亢進に先行していた。以上のことから,綱膜血管新生はVEGFとその転写因子HIF-1が中心となって制御していることが考えられた。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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