研究課題/領域番号 |
11771103
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
脇坂 長興 聖マリアンナ医大, 医学部, 助手 (60278025)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | チロジナーゼ / エンドセリン1 / 色素細胞 / BQ123 / RES701-1 / ETa受容体 / ETb受容体 |
研究概要 |
97、98年度において、ヒト色素細胞由来チロジナーゼの、(1)チロジナーゼ蛋白質検出のためのELISAシステムの確立(2)本法の色素細胞への応用について本研究費を支給された。本研究費によって、従来不可能であった安定したチロジナーゼ蛋白測定系が確立され、本法をヒト培養色素細胞中のチロジナーゼ蛋白測定に応用し、何ら前処理を必要としない測定が可能であった。また、色素細胞数とチロジナーゼ蛋白量との関係は、良好な相関性が得られた。次に本法を用いて培養色素細胞のチロジナーゼに対するエンドセリンの影響を検討し、その結果エンドセリン-1により色素細胞のチロジナーゼ酵素の誘導が認められた。しかしながら、本検討では、若干測定感度に問題が生じ、さらなる高感度測定法の確立が要求された。そこで、測定系の全面的見直し行い1pg/mLまでの感度を実現できる測定系を確立することを試みた。その結果、目標とする1pg/mLまでの感度を可能とし、本法をヒト培養色素細胞ホモゲネート上清の測定に応用した。その結果やはり、エンドセリンによるチロジナーゼ酵素の誘導は認められても、Yadaらが報告しているようなエンドセリンによるチロジナーゼ酵素活性の亢進は認められなかった。 次年度以降、この色素細胞のチロジナーゼ誘導が表皮細胞由来エンドセリン-1によってパラクリン的に如何なる調節を受けているか混合立体培養系を応用して検討する。
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