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導管結紮ラット顎下腺における細胞増殖と細胞に関する形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11771106
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関北海道大学

研究代表者

高橋 茂  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (70241338)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード顎下腺 / 導管結紮 / 細胞増殖 / 細胞死
研究概要

本研究は導管障害を受けた顎下腺の退行性変化を組織学的、免疫組織化学的、電顕的に観察し、その過程における上皮成分の細胞増殖と細胞死がどのように起こっているかを明らかにする目的で行った。ラットの右側顎下腺管をクリップにて二重結紮した後、経時的に右側顎下腺を摘出した。通法に従って試料を作製し、組織学的検索(HE)、免疫組織学的検索(抗PCNAモノクローナル抗体:細胞増殖のマーカー)、TUNEL法(細胞死のマーカー)による検索、電顕的検索を行った。
導管結紮後、腺組織は萎縮し、経時的に腺房は減少傾向を示した。一方、多くの導管は残存し、その周囲には炎症性細胞浸潤を伴う結合組織の増生が認められた。腺房が減少する時期に一致して、TUNEL陽性を示す腺房細胞が多く認められ、電顕的にも腺房細胞のアポトーシスや貪食された腺房細胞のアポトーシス小体が多く認められたが、PCNA陽性を示す細胞は実験期間を通してごく僅かであった。導管では初期において多くのPCNA陽性細胞や分裂像がみられるだけでなく、TUNEL陽性細胞も少なからず認められた。以上の結果より導管結紮ラット顎下腺では、腺房は細胞死により減少し、導管の残存は細胞増殖と細胞死の両方の要因により制御されていることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Takahashi: "Apoptosis and mitosis of parenchymal cells in the duct-ligated rat submandibular gland"Tissve & Cell. 32 (6). 451-536 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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