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オステオカルシン遺伝子の骨組織特異的な発現調節機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 11771146
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関昭和大学

研究代表者

片桐 岳信  昭和大, 歯学部, 講師 (80245802)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードオステオカルシン / 骨芽細胞 / 転写調節因子 / マウス / 細胞分化 / 遺伝子発現 / 骨基質 / 石灰化
研究概要

骨組織で特異的に発現しているオステオカルシン遺伝子の発現調節を検討した。マウスでは、他の脊椎動物とは異なり、極めて類似した3種類のオステオカルシン遺伝子(OG1,OG2,ORG)が存在する。まず、RT-PCR法と制限酵素処理を組み合わせることにより、これら3種類の遺伝子の発現量を直接比較できる実験系を確立した。この方法を用いて、それぞれの遺伝子の骨組織における発現量を比較したところ、OG1が全オステオカルシンmRNAの約80%を占めており、約20%がOG2であることが判明した。この発現量の比は、検討したマウスにおいて全ての系統(ddy,BALB/c,C3H,C57BL/6)で同様であった。さらに、性差、週齢差、及び骨の部位による発現量の差を検討したが、どの条件下でもOG1:OG2の発現量の比は80:20であった。
さらに、マウス培養母芽細胞を用いて、同様にオステオカルシン遺伝子の発現量を検討した。その結果、石灰可能を有する骨芽細胞株KS483でも、BMP-2によって骨芽細胞への分化を誘導した筋芽細胞C2C12でも、OG1とOG2の発現量はほぼ同程度であった。この発現量は、培養期間を変えても変化しなかった。
以上の結果より、マウスのオステオカルシン遺伝子では、骨組織においてOG1の発現が特に促進されるような機構が存在する可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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