研究課題/領域番号 |
11771163
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
森本 泰宏 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (00275447)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 骨芽細胞 / アポトーシス / 蛋白質脱リン酸化 / cell-free system / Fas抗原 / Fasリガンド |
研究概要 |
口腔腫瘍に対する放射線治療に起因する骨障害の病態解明を、骨芽細胞におけるアポトーシス機能を解明する方面から追求してきた。これまでに骨芽細胞様細胞にアポトーシスが生じ、そのpathwayの一部に蛋白質リン酸化及び脱リン酸化反応が関与していること(Morimoto Y.et al.1997)、蛋白合成とRNA合成が必要であること(Morimoto H.et al.1999)及びその蛋白の一つはFas抗原/リガンドであることを発見した(Morimoto Y.et al.2000)。平成11年度の研究期間中に、アポトーシス細胞で鍍銀染色に陽性反応を示す核小体形成帯いわゆるAgNORsが消失すること、アポトーシス誘導の際に、鍍銀染色に陽性反応を示す110kDa核内蛋白が消失し、80kDaの鍍銀染色に陽性反応を示す蛋白が出現することをcell-free systemを用いて発見した(Morimoto Y.et al.in press)。同時に、110kDaの蛋白の変化はアポトーシスの実行機構であるDNA fragmentaionと密接な関係があることも発見した。さらに、オカダ酸誘導アポトーシスの一部には蛋白分解酵素の一つであるcaspase3及びZn^<2+>の存在下で活性化するDNAエンドヌクレアーゼが関与していることを発見した(Morimoto Y.et al.in preparation)。
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