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ヒト歯根膜細胞における破骨細胞分化抑制因子の発現

研究課題

研究課題/領域番号 11771187
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

作田 哲也  鹿児島大, 歯学部, 助手 (20284888)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード破骨細胞分化抑制因子 / 歯根膜細胞 / リポ多糖
研究概要

本研究では,根尖性歯周炎におけるサイトカインネットワーク破綻の機序を明らかにするために,まず,ヒト歯根膜細胞におけるOCIFの発現について検討した.矯正学的理由で抜歯した小臼歯より無菌的に歯根膜を摘出し,組織片より増殖してきた細胞を実験に供試した.歯根膜細胞における破骨細胞分化抑制因子(Osteoclastogenesis-inhibitorty factor:OCIF)mRNAの発現をReverse transcriptase-polymerase chain reaction(RT-PCR法)により解析したところ,5人の異なるドナーから得られた歯根膜細胞すべてにおいて,OCIF mRNAの発現が認められた.さらに,炎症惹起物質によるサイトカイン発現誘導のメカニズムについて検討したところ,ヒト歯根膜細胞においては,Prevotella intermediaのリポ多糖(LPS)の刺激により,OCIF mRNA発現の抑制傾向が認められた.以上の結果より,根尖性歯周炎における歯槽骨吸収には歯根膜細胞が発現するOCIFが関与している可能性が示唆された.今後,RT-PCR法により得られた遺伝子発現の結果をノーザンブロット法により定量化し,種々の炎症惹起物質によるOCIF遺伝子発現動態について詳細に検討し,さらに,OCIF遺伝子発現に関わる転写因子についても解析する予定である.

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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