研究課題/領域番号 |
11771193
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
橋爪 英城 日本大学, 松戸歯学部, 助手 (10256894)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | YopH / HCK / プロテインチロシンキナーゼ / エクスプレッションクローニング |
研究概要 |
1.Co-precipitation,Western blot analysis:In VitroでのHCKとYopHの相互作用を確認するため、YopH-GST融合タンパクを吸着させたグルタチオンセファロビーズをU937細胞上清内で撹拌し、吸着物をSDS PAGEによって分離し、ニトロセルロースフィルターにトランスファーした後、抗HCK抗体でimmunoblottingを行った。YopH-GSTタンパクはタンパク相互作用を示すプロリンリッチシークエンスを有するものと、同シークエンスdeletion mutantしたものを使用した。その結果プロリンリッチシークエンスをもつYopH-GSTタンパクのみが、抗HCK抗体でimmunoblottingされた。 2.Immunoprecipitation:In Vivoでの相互作用を確認するためYopHとHCKをそれぞれ293細胞内に発現させ、免疫沈降を行った。その結果プロリンリッチシークエンスを有するWildtype YopHのみが抗HCK抗体によって免疫沈降され、プロリンをアラニンに置換したmutantでは相互作用が確認されなかった。以上の結果フォスファターゼYopHは細胞内で直接HCKと相互作用することが同研究で明らかになり、HCKのキナーゼ活性を制御する可能性が示唆された。今後HCKのどの部位のチロシンのリン酸化をYopHが制御しているのか、明らかにする事でHCKのキナーゼ活性のメカニズムの解明を行う予定である。
|