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歯科用電子機器のペースメーカーに与える影響について

研究課題

研究課題/領域番号 11771250
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関鶴見大学

研究代表者

菅 武雄  鶴見大学, 歯学部・高齢者歯科学講座, 助手 (40247333)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードペースメーカー / 歯科用電子機器 / 電磁障害 / 電磁波 / 干渉妨害
研究概要

歯科用電子機器による心臓ペースメーカーに対する影響を調査した.
歯科外来診療室の診療環境の中で,患者上半身をシミュレートしたファントム(人体模型)を設置し,胸部水槽に生理食塩水中を満たし,その中に水深12mmに心臓ペースメーカーを設置した.個々の歯科用電子機器に対し,外部漏洩電磁界測定を測定し,心臓ペースメーカーの動作をモニタリングするために測定器を接続し,各種歯科用電子機器を動作させ,その影響を調べた.影響が測定された歯科用電子機器に対しては,障害発生の距離を測定し,距離を変えることによる影響の変化も測定した.
測定の結果,高周波メス,超音波スケーラー,可視光線照射器においてその動作時,外部漏洩電磁界測定値に心臓ペースメーカーの動作に障害を発生させる可能性が考えられる値が検出されたが,実際の診療に使用する距離にて測定した場合には,心臓ペースメーカーの動作に影響を与えない程度に減弱することが確認された.電子機器と心臓ペースメーカーの距離が重要である,という意味である.
心臓ペースメーカーは日々進歩しており,各種電磁障害に対するプロテクションがなされている.しかし,電子機器も日々新しいものが開発されており,そのすべての組み合わせに対する測定は困難であるが,安全な診療環境を構築するために,ペースメーカー装着者に対する電子機器使用のガイドライン作成に向けてのデータ蓄積の必要性が確認された.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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