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デキストラン・マグネタイト複合体を用いた頭頚部癌温熱療法の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 11771267
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

和田 重人  富山医科薬科大学, 附属病院, 助手 (50303219)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードデキストラン・マグネタイト複合体 / 頭頚部癌 / 温熱療法 / 誘導加温 / 舌癌 / 誘導加退
研究概要

1:局所誘導加温のための新しい磁性体であるデキストラン・マグネタイト複合体(以下DMと略)を臨床応用へ導くために、ハムスター担癌舌において治療効果を検索した。
2:0.75%9,10-dimethyl-1,2-benzanthraceneアセトン溶液により誘発されたハムスター担癌舌において加温実験を行った。前年度の実験に引き続き抗腫瘍効果を検索した(ハムスター舌癌を、対照群(n=7)、2回加温群(n=7)、4回加温群(n=10)にふるい分け治療を行い、各群間での腫瘍体積増加率、生存日数を比較検討した後、組織学的に抗腫瘍効果を検索)。
3:加温回数の増加に伴い、腫瘍の体積増加率の低下(Welch´t test:P<0.01)、生存日数の延長(log lank test:P<0.003)が確認された。加温後の組織学的所見では、DM粒子に近接する腫瘍組織は大部分が線維性の肉芽組織に置換され、出血巣が散見された。しかしDM粒子の分布が乏しい部分においては、治療に抵抗する腫瘍細胞が認められた。以上の結果から、本加温システムを臨床応用へ導くためには、DMの腫瘍組織内分布をより均等にすることが不可欠であると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 和田重人: "ハムスター舌におけるデキストラン・マグネタイト複合体(DM)の昇温効果"日本口腔外科学会雑誌. 45・12. 795-806 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 和田重人: "ハムスター舌におけるデキストラン・マグネタイト複合体(DM)の昇温効果"日本口腔外科学会雑誌. 45・12. 795-806 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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