研究課題/領域番号 |
11771269
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
光藤 健司 名古屋大学, 医学部, 助手 (70303641)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 口腔癌 / 温熱療法 / 局所免疫 / ランゲルハンス細胞 / Tリンパ球 / セラミック微粉末磁性体 / 抗腫瘍効果 / 病理組織 |
研究概要 |
実験動物の舌に温熱刺激を加え、抗原提示細胞であるランゲルハンス細胞およびランゲルハンス細胞と相互作用するTリンパ球の動態を免疫組織学的に観察し、温熱刺激による局所の免疫能の変化について検討した。温熱刺激により舌粘膜上皮のランゲルハンス細胞およびThy-1陽性Tリンパ球は加温3時間以内に急激に増加するが、7日後にはほぼ温熱刺激前の状態にもどった。顕微鏡観察によると温熱刺激後Thy-1陽性Tリンパ球はランゲルハンス細胞に近接し、一部クラスターを形成していた。粘膜上皮は粘膜固有層のところで一部分断され、上皮細胞は変性、空胞化が認められ、温熱刺激による細胞への障害が認められたが、7日後には粘膜上皮の正常細胞はほぼ温熱刺激前の状態に回復していた。ランゲルハンス細胞、Thy-1陽性Tリンパ球の増加およびこれらの細胞のクラスター形成は粘膜上皮における局所免疫機構の亢進を示唆した。 この研究より口腔癌に対する温熱療法は抗腫瘍効果のみならず局所免疫能を亢進させ、有効な治療法であることが明らかとなった。
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