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マウス胎仔顎下腺の器官培養下での上皮-間充織相互作用におけるマトリックスメタロプロテアーゼの関与

研究課題

研究課題/領域番号 11771270
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

吉岡 秀郎  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 講師 (20303977)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードマウス胎仔顎下腺 / 器官培養法 / MMP-2 / 発生生物学 / 唾液腺器官形成 / 外胚葉系器官形成 / 上皮-間充織相互作用
研究概要

マウス胎仔顎下腺の上皮形態形成は上皮が細胞塊として間充織側に侵入することから始まり、Bud状の上皮細胞塊が形成され、様々な細胞増殖・分化調節を受けながら器官形成が行なわれる。この一連の現象は唾液腺固有のものではなく、毛包、乳腺の上皮形成にも共通して見られる。我々はこの上皮細胞塊の形成や性質を理解することが外胚葉系器官形成のメカニズムを理解する上で重要であると考え、マウス胎仔顎下腺の器官培養下での上皮-間充織相互作用における細胞外基質分解機構の関与を解明する目的で研究を進めた。妊娠12日目のICR系マウス胎仔顎下腺組織の器官培養法にて以下の知見を得た。培養液中に1.10-phenanthoroline(活性型マトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤)を10μg/ml添加すると48時間後にはマウス胎仔顎下腺の上皮形態形成は全く観察できなかった。このことは上皮が間充織に侵入する際にマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)活性化機構が重要な働きをしているのことを示唆している。さらにマウス胎仔顎下腺の器官培養組織をゼラチンを基質とするザイモグラフィーで検索すると培養12時間後より活性型マトリックスメタロプロテアーゼ-2(MMP-2)が発現し、その発現量は培養48時間ピークとなり培養60時間以降はその発現が見られなかった。MMP-2はマウス胎仔顎下腺の器官形成初期において重要な働きをしている事が明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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