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HGF/SF刺激によるヒト口腔癌細胞の浸潤能促進におけるRhoタンパク質の関与

研究課題

研究課題/領域番号 11771287
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

河野 峰  北海道医療大学, 歯学部・口腔外科学第2講座, 助手 (00285537)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード肝細胞増殖因子 / 細胞内情報伝達 / 浸潤能 / 低分子量GTP結合蛋白質 / 口腔扁平上皮癌 / 口腔偏平上皮癌
研究概要

ヒト口腔扁平上皮癌細胞株SAS細胞のHGF/SFによる浸潤能の促進は細胞運動能の亢進と関連性が高いと考えている。これまでに、HGF/SF刺激の細胞内シグナルは、SAS細胞のHGF受容体(c-Met)を介し、FAKを活性化し伝達されること、SAS細胞のHGF/SFによる運動能の亢進にRhoが関与し、HGF/SF刺激の細胞内シグナル伝達において、FAKの上流にRhoが存在し制御している可能性を報告した。そこで、SAS細胞の運動能が促進する際のRhoの関与について以下の検討を行った。
HGF/SF刺激によるSAS細胞のRho変化を検討した結果、Rhoが不活性型から活性型に変換する際に抑制的に作用するGDP解離抑制蛋白質(RhoGDI)に変化は認められなかったが、RhoサブファミリーであるRhoAは、HGF/SF刺激後30分をピークとして経時的に増加した。
HGF/SF刺激がSAS細胞のRhoのmRNA及ぼす影響を検討した結果、SAS細胞のRhoのmRNAの発現は、観察した24時間では変化が認められなかった。また、SAS細胞のRhoのmRNAの発現は、HGF/SF非刺激の状態においても発現されており、常時Rhoが産生されている可能性が示唆された。
また現在、HGF/SF刺激によるSAS細胞のRhoの細胞内局在変化を検討するため、抗RhoA抗体を用いた免疫蛍光染色による共焦点レーザー顕微鏡の観察を行っている。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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