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歯の萌出と矯正学的な歯の移動におけるBMPの役割について

研究課題

研究課題/領域番号 11771326
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

寺井 邦博  徳島大, 歯学部, 助手 (10304536)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードgrowth and differentiation factor / 歯の移動 / 歯根膜 / リモデリング
研究概要

歯の萌出過程および歯科矯正学的な歯の移動に伴い、歯槽骨および歯根膜(歯周靭帯)のリモデリングが生じることが知られている。しかしながら、このような歯槽骨、歯根膜のリモデリングが、どのような因子によって制御されているのかについてはまだ明らかにされていない。
growth and differentiation factors(GDFs)-6,7はBMP familyに属する蛋白であるが、in vivoにおいて、腱および靭帯様組織形成能をもつことが知られている。我々は、歯の萌出過程および矯正学的な歯の移動に伴う歯根膜のリモデリングにおけるGDFの役割を解明するための実験を行っている。
Waldoらの方法によりラットの上顎臼歯を移動させ、経時的にサンプリングを行った。これらの顎骨から作製した切片を用いて、歯周組織におけるGDF-7の遺伝子の発現をin situ hybridization法を用いて行い、次の結果を得た。
1,定常状態においてはGDF-7mRNAを発現する細胞は、歯周組織において殆ど見られなかった
2,実験的な歯の移動において、歯根膜線維芽細胞様細胞、歯槽骨表面の骨芽細胞、また骨吸収窩内の破骨細胞において、強いGDF-7mRNAの発現が一過性に見い出された。
以上より、矯正学的な歯の移動において、移動歯の歯周組織においてGDF-7mRNAが強く発現していることが示され、GDF-7が歯根膜のリモデリングにおいて重要な役割を果たしていることが強く示唆された。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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