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歯周病原性細菌の歯肉組織内への侵入メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 11771329
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

三木 修  徳島大, 歯学部, 助手 (30284300)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード歯周病原性細菌 / 菌の侵入 / ヒト歯肉上皮細胞 / 細胞接着 / 細胞毒性
研究概要

本年度は,Actinobacillus actinomycetemcomitans ATCC29522(A.a.),Bacteroides forsythus ATCC43037(B.f.),Eikenella Corrodens ATCC23834(E.c.),Fusobacterium nucleatum ATCC23726(F.n.),Porphyromonas gingivalis 381(P.g.),Prevotella intermadia 163(P.i.)を用いてヒト歯肉線維芽細胞(HGF)及びヒト歯肉上皮細胞(HGE)に対する接着及び細胞毒性について調べた.菌の接着実験では,洗浄した菌体をDME培地に懸濁し(0D_<650>=0.8),各細胞の培養液に等量加えて2時間培養した後,接着した菌体を免疫染色して調べた.その結果,菌種間でHGF及びHGEに対する接着性は大きく異なっていたが,HGFとHGEの間で接着性に差は認められなかった.調べた菌種の中では,B.f.,F.n.,P.g.が高い接着性を示し(細胞1個当たり菌体100以上),一方,A.a.,E.c.はほとんど接着しなかった(細胞1個当たり菌体10以下).菌の接着実験に用いた菌体懸濁液を希釈してHGEの培養液に添加し22時間培養した後,細胞の形態学的変化とViabilityを調べた.その結果,P.g.を作用させた細胞に一部形態学的変化が認められたものの,他の菌種では細胞毒性作用は認められなかった.今後はコラーゲンゲルを用いた培養系で感染実験を行い,上皮細胞に接着した菌が細胞内に取り込まれるのか,細胞間隙に侵入していくのかなどについて明らかにしていく予定である.

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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