研究課題/領域番号 |
11771338
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
矯正・小児・社会系歯学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
舛元 康浩 鹿児島大学, 歯学部, 助手 (90295262)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | brain function / electroencephalography / functional MRI / taste / preference / chewing gum / 嗜好性 / 脳機能 / 事象関連電位 / 双生児 |
研究概要 |
人間や動物の行動が脳のどのような働きに基づいて生じるのかを解明することが、今後の歯科学分野の主要なテーマである。そこで、人間に限らず動物が示すもっとも基本的かつ重要な「食べる」という行動に着目し、この行動に直結している味覚機能について、神経科学の多彩な方法論を駆使して実験的研究を進めている。神経生理学的研究としては、主観調査研究では、好き嫌いの尺度をvisualanalog scaleを用いて計測し、味覚情報の動的な処理様式を解析した。脳機能画像解析研究においては、脳内における味覚情報の流れを空間的にマッピングした。行動学的研究においては、味覚学習に及ぼす効果を検討した。また、味覚受容の末梢機構を明らかにする目的で、味覚神経の活動様式を電気生理学的に調べた。さらに、今後は味覚情報処理にどのような脳内物質が関与するのかを明らかにするため、神経生化学的研究も試みており、それら総合的な見地から、嗜好preferenceの指標化を確立しようと現在研究を継続中である。このような味覚の働きを窓口にして、認知、情動体験、学習、記憶などのより高次な脳機能の理解を目指し、味覚による精神神経学的応答に、嗜好性がどのように影響するのか否かを、第一段階として、事象関連電位にて検討し、同時に、脳機能の背景活動も記録することで、時間的に短い変化とその変化に対する余韻(背景)も併せて、電気生理学的に嗜好性を指標化し、食べることの精神神経学的影響について、味覚、咀嚼、食品の個々の組成・成分解析にとどまらず、味覚の形成や嗜好性を包括的に捉え指標化する必要があると思われる。
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