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株化したヒト歯根膜細胞の伸展力によるPGE_2産生能の特性およびNF-kBの発現

研究課題

研究課題/領域番号 11771344
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

齋藤 佳代  日本大学, 松戸歯学部, 副手 (30205637)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードメカニカルストレス / COX-1,2 / PGE_2 / SV40 / RT-PCR
研究概要

SV40遺伝子を導入により樹立された6種のヒト歯根膜由来細胞株(SVPDL-F1〜3,SVPDL-O1〜3)において、伸展力に対する経時的変化を検討したところ、線維芽細胞の形態を呈しているSVPDL-F1はPGE_2、IL-1β産生とも対照群に比べて差はなかった。同様に線維芽細胞の形態を呈しているSVPDL-F2,3は1日目では対照群と差はなかったが3日、5日目において増大した。RT-PCRの結果、COX-2とIL-1β遺伝子発現は3日目で顕著に増大した。一方、骨芽細胞様細胞の形態を呈しているSVPDL-O1〜3は伸展力を加えた後、SVPDL-F1〜3と異なり早期の4hから24hに顕著に増大した。COX-2とIL-1β遺伝子発現も早期に亢進していた。COX-1とICEは6種の細胞株で、その遺伝子発現において変化は認められなかった。
伸展力に対して骨芽細胞様細胞の形態を呈しているSVPDL-O1〜3は早期に、線維芽細胞様細胞の形態を呈しているSVPDL-F2,3は後期に、IL-1β産生量がCOX-2とIL-1β遺伝子発現を介して亢進した。このことは歯根膜細胞中に存在する線維芽細胞あるいは骨芽細胞様細胞が伸展力に対して異なった応答をしており、各細胞群がお互いにクロストークを行いながら歯根膜の機能を営んでいるものと考えられる。NF-kBの発現に関しては、まだはっきりとした解明ができなかった。今後、引き続きPGE_2の産生量とのNF-kB発現について検討を行う。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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