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経管栄養者に対する口腔ケアが口腔内環境および全身状態に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 11771349
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関松本歯科大学

研究代表者

高井 経之  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (70288364)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード経管栄養 / 重症心身障害者 / 口腔ケア / 口腔内環境 / 発熱 / 歯科疾患罹患状況 / 全身状態
研究概要

経管栄養中の重症心身障害者における適切な口腔ケアへの指針を明確にすることを目的として,平成12年度は経管栄養者へのプロフェッシヨナル・オーラル・ケアを3か月間実施し,口腔内環境および全身状態に与える影響について検討した。
1.ベースライン調査
調査開始前のベースラインとして,経管群7名について,以下の項目につき調査した。
(1)清掃状況
Plaque Indenx (PlI),Gingival Index (GI),Caliculus Index (CI)
(2)口腔内環境
唾液pH,S.mutans,Lactobacillus,C.albicans,歯周病原因菌(P.gingivalis,B.forsythus,T.denticola)
(3)過去1か月間における38.0度以上の発熱回数
2.プロフェッシヨナル・オーラル・ケア開始後の変化
(1)清掃状況
PlI:1か月目では,ベースライン時と比較して有意に低くなったがそれ以降では変化はみられなかった。
GI:3か月間継続しても変化はみられず,軽度歯肉炎に罹患していた。
CI:3か月間継続しても変化はみられなかった。
(2)口腔内環境
唾液pH:ベースライン時は中央値7.7であり3か月後の中央値は7.4で統計学的に有意差はみられなかった。
口腔内細菌:ベースライン時と3か月後を比較して,いずれの口腔内細菌も減少傾向ではあったが,統計学的に有意差はみられなかった。
(3)発熱回数
ベースライン時は平均3.5±1.4回であり,1か月,2か月後と徐々に減少傾向を示し,3か月後には2.1±0.3回と有意に減少していた。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 高井経之 他: "経管栄養者における口腔内細菌の検索"日本障害者歯科学雑誌. 22(1). 14-20 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 高井経之: "経管栄養児・者の歯科疾患のリスクに関する研究 第1報"日本小児歯科学雑誌. 37・4. 671-676 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 高井経之: "経管栄養児・者の歯科疾患のリスクに関する研究 第2報"日本障害者歯科学雑誌. 21・1. 23-27 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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