研究課題/領域番号 |
11771424
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
冨田 章弘 (富田 章弘) 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (40251483)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | プロテアソーム / 核内蓄積 / 低酸素 / グルコース飢餓 / ストレス |
研究概要 |
ストレス環境下で誘導されるプロテアソームの核内蓄積の機序を解明するため、今年度は、サブユニットに存在する核移行シグナル(NLS)の役割について焦点を当て研究し、以下の成果を得た。 1)プロテアソームのサブユニットの一つであるXAPC7のNLSに着目し、野生型(XAPC7-WT)及びNLSを欠失させた変異型XAPC7(XAPC7-dNLS)の発現ベクターを作製した。これらをヒト大腸がんHT-29細胞にトランスフェクションし、XAPC7-WT、XAPC7-dNLSを安定に発現する細胞を樹立した。 2)導入したXAPC7-WT、XAPC7-dNLSは、免疫沈降法によって20Sプロテアソームに取り込まれていることが確認された。 3)XAPC7-WT導入細胞では、非導入細胞と同様に、グルコース飢餓環境下でプロテアソームの核蓄積が誘導され、核内のプロテアソーム活性は約3.5倍に上昇した。一方XAPC7-dNLS導入細胞では、活性上昇は約2.3倍にとどまり、ストレスによる核蓄積が減弱していた。 以上の結果より、ストレス環境下でのプロテアソームの核蓄積において、XAPC7のNLSが重要な働きをすることが明らかになった。XAPC7以外にもNLSを持つサブユニットが3つ知られており、こうしたサブユニットのNLSについても今後検討していきたい。
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