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診療端末上で、医療従事者に必要な医学知識をオンデマンドで提供する方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11771487
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医療社会学
研究機関東京大学

研究代表者

美代 賢吾  東京大学, 大学院・附属病院, 助手 (40302690)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード電子医学教科書 / 病院情報システム / シソーラス / データベース / システム間連携 / システム関連携
研究概要

本年度の研究実施計画に基づき、下記の研究成果を得た。
1.昨年度開発したプロトタイプシステムの改良
昨年度開発した知識連携型電子内科学教科書プロトタイプシステムの改良を行った。主な改良点は、診療端末から直接電子内科学教科書を呼び出す方式を取りやめ、診療端末から一旦、中間サーバを呼び出し、中間サーバが電子内科学教科書を呼び出す方式とした。この方式に改良した理由は以下のとおりである。
(1)診療端末上に表示される患者情報は、処方オーダ参照画面や検査オーダ参照画面などの様々なウィンドウ(ユーザインターフェイス)に分散しており、これら異なったウィンドウから統一的な操作方法によって、電子内科学教科書を起動し適当な患者情報を自動的に送信する機構が必要となること。
(2)ウィンドウによっては、患者情報が項目ごとにリスト形式で提供されている場合だけでなく、テキストボックスなどに自由文で提供されている場合もあり、これら様々なデータ形式に対しても統一的に対応可能なプログラムインターフェイスが求められること。
(3)将来的に、医学知識のデータソースとして電子内科学教科書だけでなく、様々なデータソース(薬剤データベース、標準看護計画等)を選択して利用可能な柔軟な機能を持たせる必要があること。
2.利用実績の評価
病院全体での電子内科学教科書のアクセス数は、インライン画像等を除き、月平均約15,000件であった。このうち外来診療端末からは約1,600件、病棟診療端末からは約3,600件のアクセスがあった。なお、連携システムを利用したアクセスは、月平均約60件と現在のところ非常に少ないが、これはシステム稼動後の月日が浅いこと、積極的な広報を行っていないことなどが影響していると考えられる。
なお、上記成果は、雑誌論文1にあげた第20回医療情報学連合大会において報告を行った。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 美代賢吾: "診療端末上で、医療従事者に必要な医学知識をオンデマンドで提供するシステムの開発と評価"第20回医療情報学連合大会論文集. 992-993 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 美代 賢吾: "医学用語シソーラスを用いた、医学文章と電子医学教科書間の関連情報高速生成手法の開発"第19回医学情報学連合大会論文集. 822-823 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 織田 敏次: "ハイパー臨床内科Version2"中山書店. (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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