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腫瘍特異的PCRを用いたリンパ系腫瘍の微少残存病変の検討

研究課題

研究課題/領域番号 11771513
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態検査学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

一色 郁子  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20276231)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード悪性リンパ腫 / 急性白血病 / 微少残存病変 / 急性リンパ性白血病
研究概要

リンパ系腫瘍、リンパ腫、急性リンパ性白血病について腫瘍特異的polymerase chain reaction(PCR)を用いて微少残存病変(minimal residual disease:MRD)を検討した。
1)B細胞性腫瘍
悪性リンパ腫
生検リンパ節より腫瘍細胞のDNAを用い、多様性のある免疫グロブリンCDR-III region部分のシークエンスを行った。総検体数38例、そのうち免疫グロブリン重鎖再構成をサザンブロットで認め、DNA配列解読可能検体は17例であた。17例中、特異的PCRプライマーによるMRD検討が可能な検体数は16例であった。
16例中、10例に関して初発時、治療前の骨髄、末梢血にて微少残存病変の検討を行ったところ、骨髄検体にてPCR陽性例7/10例、末梢血にて陽性例4/10例であった。そのうち、骨髄でPCR陰性で末梢血にて陽性だった例が1/4例であった。10例に関しては、現在治療後の検体において検討中である。
末梢血幹細胞移植例が2例あり、2例とも末梢血幹細胞検体にて特異的PCR陽性であった。
PCR感度は特異プライマーにより異なり、10^<-3>から10^<-5>であった。
急性白血病
同上の方法でシークエンスを行った。検体数は1例。
2)T細胞性腫瘍
悪性リンパ腫
4例において同様DNAを用い多様性のあるT細胞レセプター部分のシークエンスを行った。4例とも特異配列が4-5塩基と短く特異プライマー作製は困難であった。
急性白血病
2例において行ったが、リンパ腫と同様の結果であった。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 一色郁子: "症例特異的oligonucleotideを用いたリンパ系腫瘍遺伝子診断"日本検査血液学会雑誌. 2巻・1号. 23-27 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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