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在宅要介護高齢者の飲水実態と介護者の飲水に対する知識・行動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11771539
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関京都府立医科大学医療技術短期大学部

研究代表者

小松 光代  京都府立医科大学医療技術短期大学部, 助手 (20290223)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード要介護高齢者 / 水分出納 / 飲水援助 / 介護者 / 目安量
研究概要

訪問看護ステーションとデイ・サービスセンターから紹介され、調査の趣旨に賛同を得られた在宅要介護高齢者と主たる介護者14組のうち、健康状態等の変化がなく、季節を通じて協力を得られた10組を対象とし、高齢者の水分出納と介護者の飲水援助実態について、一昼夜24時間の食事・水分摂取量と内容および生活時間、蓄尿等の調査を夏期(7月下旬〜8月)と冬期(12〜1月)に実施した。高齢者の平均年齢は79.2歳、62〜98歳と年齢の幅が大きく、ADLレベルは日常生活自立度ランクA1名、B5名、C4名、経管栄養法の者や腎機能障害の既往がある者は除外した。
食事中の水分、飲用水、燃焼水から算出した水分総摂取量の平均は夏期2,096±756ml、冬期2,177±599ml、体重1kg当たりの水分総摂取量の平均は夏期48ml,冬期49mlとほぼ必要量が摂取できていた。健康な高齢者では夏期の水分総摂取量が有意に多いと報告されているが、要介護高齢者の場合、水分総摂取量に季節差は認められなかった。水分総摂取量を総排泄量として見積もり尿量を差し引いた要介護高齢者の水分蒸泄量は夏期873±535ml、冬期833±327ml、尿量は夏期1,283±770ml、冬期1,400±683mlと排泄量にも季節差が認められなかった。介護者の飲水援助実態について、冬期における水分補給援助の目安量と体重1kg当たりの水分総摂取量(r=.91,p<.05)に有意な相関が認められ、正しい目安量の指導が重要なポイントであると推測できる。
以上より、要介護高齢者の水分出納は季節を通じて変化に乏しいことが認められ、特に、夏期においては個々の高齢者の状況に応じ、体調や気温の変化に注意しながらやや多めに水分補給していくことが脱水予防につながることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 岡山寧子,小松光代,木村みさか 他: "高齢者における水分出納と口渇感-夜間睡眠前後の変化から-"京都府立医科大学医療技術短期大学部紀要. 9・2. 179-185 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小松光代: "要介護高齢者の水分出納に関する事例検討"京都府立医科大学医療技術短期大学部紀要. 9・1. 73-78 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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