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精神障害者をもつ家族への援助技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 11771571
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関(財)東京都医学研究機構

研究代表者

田上 美千佳  財団法人東京都医学研究機構, 東京都精神医学総合研究所, 研究員 (70227247)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード精神分裂病患者 / 家族 / 保健婦の援助 / 地域精神保健看護 / 精神分裂病患者をもつ家族 / 看護援助 / 家族の援助ニーズ
研究概要

〈研究目的〉看護職の専門的援助技術として,精神障害者をもつ家族への有効な援助技術を明らかにすることを目的とした。
〈結果および考察〉今年度は,地域精神保健看護の観点から,保健婦の行う精神分裂病患者の家族への援助内容と特徴について質的な分析により,以下のように明らかにした。
保健婦の援助は「家族のもつケア能力の向上」に向けて行われており,特に援助導入時は「家族との信頼関係の構築」が中心であった。1,援助内容としては,
1)家族自身に向けての援助:(1)家族が相談できる人,家族を脅かさない存在として出会う。(2)家族の健康度を高める。(1)不安や焦りなど,家族の心的負担を緩和する。(2)家族自身の健康についてのセルフケア能力を高める。
2)本人と家族との関係に向けての援助:(1)具体的な場面を通して本人と家族との関係を確認する。(2)保健婦自身を本人と家族が良好な関係を作るための道具として活用する。例えば,家族に対して本人とのコミュニケーションの取り方のモデルを示す等。(3)本人と家族間のコミュニケーションの介在者として機能する。(4)家族が本人への理解を深め,本人に対応できるよう助ける。
3)家族と社会とをつなぐ援助:(1)家族を支える関係機関のネットワークや社会資源の強化を図る。(2)社会からの刺激として家族に接する。
2,援助の特徴として,
1)家族に相談できる人と認知してもらうために,保健婦との出会い方の工夫や同行受診等により,家族と一緒にいる場面を多く共有しながら家族との信頼関係を築くことに主眼がおかれていた。
2)家族の焦りや不安などの心的負担を,家族と一緒に行動する・本人への対応方法を場面を通して提示するといった具体的な援助を行いながら緩和していた。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田上美千佳 他: "思春期デイケア親プログラムの経過と効果 第1報"第17回日本集団精神療法学会大会発表予定.

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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