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ヒトの運動学習、発達過程における視覚・体性感覚統合システムの変化

研究課題

研究課題/領域番号 11780008
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関東京大学

研究代表者

北城 圭一  東京大学, 大学院・教育学研究科, 助手 (70302601)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード自発性瞬目 / 視覚情報処理 / 視覚的注意 / 運動学習 / 視覚 / 体性感覚 / サッケード / 瞬目 / 注意 / ワーキングメモリ
研究概要

リーチング等の多くの随意運動では、目標位置等の視覚情報を眼から取り入れて、体性感覚を含む他の感覚情報と統合して運動の制御に利用している。この際、視覚情報を受動的に受け取り運動制御に利用するというよりは、むしろ視覚的注意を適切な空間的位置に向けて適切なタイミングで視覚情報を能動的に獲得していると考えられる。すなわち、時間的、空間的に適切な視覚情報の能動的な取得が随意運動制御には不可欠である。
視覚情報処理に関して、従来は視覚的注意の空間的な位置の移動に関しての研究は多くなされてきた。しかし注意レベル自体の大小の時間変化特性についての研究はあまりなされておらず、特に随意運動との関連について調べた研究はほとんどない。
本研究では随意運動時の能動的な視覚情報処理過程の指標として特に自発性瞬目の生起パターンに注目した。自発性瞬目の生起パターンと視覚情報処理との関連について視覚-運動タスクを行い解析した。その結果、習熟した運動では視覚情報を取得している局面では瞬目生起確率は低下し、瞬目生起確率が視覚的注意等の視覚情報処理の時間的なダイナミクスを反映していることが示唆された。
本研究の結果、随意運動、運動学習時の視覚情報処理過程の特に時間特性についての新たな指標として自発性瞬目のタイミングの解析が有用であることが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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