研究課題/領域番号 |
11780082
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
家政学一般(含衣・住環境)
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
笠井 直美 新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (20255243)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 薬物乱用 / タイ国 / 児童・生徒 / エイズ / 教育 / 学校 |
研究概要 |
本研究は、タイ国のチェンマイ県及びウボンラチャタニー県における調査で得たデータを用いて、タイ国児童・生徒の薬物乱用及び学校と家庭の役割の構造を明らかにし、薬物乱用防止教育の評価・改善を試みようとするものである。 北タイのエイズ問題が危機的状況にある中で、積極的にエイズ教育を行う一方、児童・生徒の薬物乱用知識・態度に対するタイ国独自の「ロンリエン・シー・カオ(白い学校)」と呼ばれる運動が実施されていることがわかった。特に保健省医療局北部薬物依存症治療センターでの推進事業と連係をとりながら、薬物依存症問題解決に対する研究と教育が官民を含めた関連局との共同作業によって実施されていることも明らかとなった。 薬物乱用知識・行動調査データの解析から得られた結果の一部は以下のとおりである。薬物に対して、「ダイエットや眠気覚ましに効果がある」、「1回使うくらいであれば、心や体への害はない」、「よい気持ちになれる」及び「かっこいい」等の印象をもち、かつ「使ったり、持っていたりするのは悪いことだ」、「心や体がぼろぼろになる」、「犯罪に巻き込まれる」、「1回でも使うと止められなくなる」等の印象をもたない回答者を薬物に対する肯定群、その逆の回答者を否定群とした結果を概観すると、高校生は中学生より肯定群が多かった。また、薬物使用・所持に対し、「法律により罰せられる」と回答した者を「犯罪意識有り」群、「1回使うくらいなら、罰せられることはない」、「使う目的があっても、持っているだけでは罰せられることはない」、「罰せられることはない」と回答した者を「犯罪意識無し」群として、薬物使用・所持に対する犯罪意識と薬物使用に対する考えについての比較を行った結果、「犯罪意識無し」群は「犯罪意識有り」群より薬物乱用に対する意識の稀薄さが顕著であることが明らかとなった。
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