• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

幼児の仲間関係の形成と仲間理解

研究課題

研究課題/領域番号 11780083
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 家政学一般(含衣・住環境)
研究機関日本女子大学

研究代表者

岩田 恵子  日本女子大学, 家政学部・児童学科, 助手 (80287812)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード幼児 / 仲間理解 / 他者理解 / 関係の形成 / ふるまい / 会話分析 / 会話
研究概要

1.プレイルームでのデータの分析
幼児の仲間関係・仲間理解の様相にアプローチする一手段として、初めての場所において初めて出会う相手に対してどのように関わるかを探ることを目的とし、昨年度は、大学プレイルーム内で実際に初めて会った相手との遊び場面を設定し観察を行った。今年度はこのデータをもとにおこなった学会発表で得た示唆などを加えて、さらにデータの分析をすすめた。
異なる幼稚園に通う初対面のペアもしくは3人組が、自由遊びと共同作業を行う場面を分析する視点として、今回は会話分析を中心として観察データのビデオを詳細に分析していく手法を用いた。
その結果、特に年少児の初めて遊ぶ相手へのふるまい方を見ていく際に、有効となりうる視座を得た。年少児にはいわゆるやりとりが生じるのが遅いために遊べない、相手を理解することが難しいと見るのではなく、年少児の視線の動きを中心とした身体の指向性やプレイルーム内での空間位置の占め方を見ていくことで、年少児なりの他者を知ろうとする動きがあることを見出した。
今後さらに未分析のデータも含めて、ビデオ分析を通し、初対面場面における幼児のふるまいを詳細に分析し、幼児の仲間理解の様相を考察していく予定である。
2.幼稚園で得た遊び場面の会話分析
1998年度までに収集した幼稚園での幼児の会話の分析により、幼児の仲間理解・他者理解に関しての考察をすすめた。主に幼児の遊びでの意図がどのように共有されるか、それがいかに相互構成的な出来事であるかを中心に分析することで、幼児の仲間理解へのアプローチを試みた。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岩田 恵子: "なかよしとは何か:幼稚園における4歳児の仲間関係を通して"日本女子大学紀要 家政学部. 47. (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi