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生活文化の東西交流:アール・ヌーヴォー様式におけるジャポニスムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 11780085
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 家政学一般(含衣・住環境)
研究機関文化女子大学

研究代表者

高木 陽子  文化女子大学, 造形学部, 助教授 (60307999)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードベルギー / アール・ヌーヴォー / ジャポニスム / 装飾美術 / 生活文化
研究概要

本研究は、19世紀末ヨーロッパで産業デザインや建築インテリアの革新的様式として登場したアール・ヌーヴォー様式が、日本の美術・工芸から決定的な影響を受けていた事実を証明することを目的とする。本年度の成果は以下の通りである。
1、平成11年度に行った、19世紀末に収集されベルギー王立美術歴史博物館に未整理のまま所蔵されている江戸-明治初期の絵入り版本・写本調査のデータを整理し、コレクションの所蔵目録を出版した。これらの古書の多くは、絵本・画譜類あるいは絵入り狂歌本、地図など図像を伴う書籍であり、19世紀末日本美術愛好家やデザイナー自身によって収集されたことが明らかになった。彼等の多くが、同時に浮世絵版画や工芸品を博物館に譲渡しており、日本美術の一環として日本の図像を掲載した絵入り版本・写本に焦点をあてて収集していたことが考察できる。
2、上記の絵本・画譜類が具体的にアール・ヌーヴォー様式のデザインのヒントになったことを明らかにするため、特にポスターに焦点を絞り比較した。ポスターは産業と芸術と生活にかかわる媒体である。19世紀末のポスターは公刊されていないものも多いので、ポスターコレクションで知られるブリュッセル市イクセル区美術館で写真撮影・データ収集をおこなった。そして、具体的にどのような日本の意匠がアール・ヌーヴォー様式のポスターデザインに取り入れられたかを比較分析する。成果はベルギー王立美術歴史博物館年報に発表する予定である。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高木陽子: "ベルギー王立美術歴史博物館所蔵和漢古書について"文化女子大学紀要 人文・社会科学研究. 第9集. 187-206 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 高木陽子: "フェルナン・クノップフのジャポニスム"美術史. 151冊(発表予定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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