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多変量解析におけるモデリングの新展開と推測理論

研究課題

研究課題/領域番号 11780166
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 統計科学
研究機関千葉大学

研究代表者

今野 良彦  千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (00205577)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード同時推定問題 / 縮小推定 / ミニマックス推定 / グラフィカルモデル / LCIモデル / 欠損値データ / 同時推定
研究概要

複雑な現象を記述するために,高度に構造化された統計模型における推測理論の研究が本研究の主題であるが、近年の研究動向と申請者の過去の研究を踏まえ、以下の項目を研究目的とした.(1)古典的な線形モデルを含む拡張さられたモデルの提案とその基本的な定式化.(2)いろいろと提案されているモデルとの関係を明らかにすること.(3)欠損値データに対するモデルの構築とモデルに基づく解析手法の提案。更に、EMアルゴリズムによる解析との比較.(4)LCIモデルにおける母数の同時推定理論や検定理論の確立すること.(5)理論的な研究の成果から得られた手法をモンテカルロ実験により数値的に検討すること.
(2)(3)については本研究課題の研究期間においてはとくに新しい成果が得られなかったが,(4)については、LCIモデルにおける分散共分散行列の同時推定の枠組みにおいて、最尤推定量を一様に改良するミニマックス推定であるジェイムス-スタイン型の推定量やそれをさらに改良する直交不変ミニマックス推定量を導出することができた.その成果をまとめた論文はJournal of Multivariate Analysisに受理された.しかし,因果関係を記述することに優れているグラフィカルモデルの拡張や等質円錐体上の新しい多変量モデリングにおける分散共分散行列の同時推定問題への拡張などの問題は今後の課題として未解決のままである.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yoshihiko KONNO: "Inadmissibility of maximum likelihood estimator of normal couariance matrices with the lattice conditional indepe-den"Journal of multivariate analysis. (発表予定).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Kubokawa,T.,Saloh A.K.Md,Konno,Y.: "Bayes, minimax, and nonnegative estimators of variance components under Kullback-Leibler loss"Journal of Statistical plannig and inference. 86. 201-214 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Kariya, T.: "Construction of shrinkage estimators for the regression coefficient matrix in the GMANOVA model"Communication in Statistics, Theory and Method. 34. 597-611 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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