• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ウェーブレット変換を用いた応用の統計的再評価とそのソフトウェア環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 11780174
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 統計科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

高際 睦  慶應義塾大学, 理工学部, 助手 (30306849)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードウェーブレット変換
研究概要

昨年から行ってきた問題である,振幅と周波数が時間とともに変化する周期波にノイズの加わったシグナル
X(t)=Σ^^M__<m=1>Am(t)exp(εψ_m(t))+ε(t)
から,Am(t),ψ_m(t)を推定する問題,今年度は,特にM【greater than or equal】2の場合について考察した.この問題に関しては.昨年度結果が得られたM=1a場合とは異なる手法を見つけ.この推定方法で得られた推定量ψ_m(t)が一致推定量になることを示した.また,この方法であれば,シグナルが実数値である場合にも推定できることがわかった.ただし、これらの推定方法の場合,振幅関数Am(t)に非常に強い条件が必要となるので,その条件を弱められる別の推定方法を考案している.
また、ウェーブレット変換を用いたシグナルの圧縮問題についても昨年に引き続き行った.今年度は、いろいろなシグナルに関してフーリエ変換.ウェーブレット変換の2つ変換を用いた圧縮方法を比較し,どちらの変換を用いた方が効率的な圧縮ができるが調べた.シグナルが区分的に一定であるものにノイズが加わった場合には.ウェーブレット変換を用いた方法の方が.効率の良い圧縮が行えることが理論的に示せた.しかし、それ以外のシグナルに関しては理論的な証明は行えなかった.その代わりに,計算機によるシミュレーションを行い.シグナルに非定常性がある場合にはウェーブレット変換を用いた圧縮方法の方が有効であることを確認した.
これらの問題に用いたシミュレーションプログラムは、近日中に公開する予定である.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高際睦: "Wavelet変換による瞬間周波数推定について"日本応用数理学会2000年度年会講演予稿集. 426-427 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] M.Takagiwa,etc.: "Statistical Analysis of Cloud Distribution Observed with a Ground-Based Lidar"Proc.The First International Workshop on Spaceborne Cloud Profiling Rader. (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi