研究課題/領域番号 |
11780187
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
福田 宗弘 筑波大学, 電子・情報工学系, 講師 (50302394)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2000年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | スレッドマイグレーション / マルチスレッディング / マルチエージェント / 並列プログラミング / モバイルエージェント / マルチエージョント |
研究概要 |
本研究は、多数の高性能なパーソナル・コンピュータを1Gbps高速ネットワークに接続したクラスタ計算機の上に、多数のスレッドが自律的に論理ネットワークを構築しながら、クラスタ上を移動する並列プログラミング環境を実現することを目的とした。本環境を使って、ネットワーク応用問題、シミュレーション等の並列化を目指し、予定通り実現した。 昨年度は、スレッドのネットワーク関数、スレッド管理プロセス等の基本部分を実現した。今年度は、スレッドの動作とネットワークの構築を柔軟に記述するための言語M++の設計、および、その言語プリプロセッサの開発を行い、本並列プログラミング環境を完成させた。さらに、本環境を用いてアプリケーションプログラムを開発し、本環境が提供するプログラムの記述性と性能の評価を行った。アプリケーションには、ネットワーク応用問題として、ATRが開発した成長型ニューラルネットワークCodi-1bitを、マルチエージェント型シミュレーションプログラムとして、UCLAが開発したAnt Farmを用いた。これ2つのアプリケーションを、本環境(M++)とメッセージパッシングライブラリ(MPI)を用いて並列化し、双方の記述性と性能について比較を行った。その結果、性能では、最適化されたMPIプログラムに比べて同等か、1.5倍程度劣るものの、記述面では、元来のアプリケーションアルゴリズムとの意味的相違を抑え、かつ、それぞれのシミュレーションエンティティを自己移動型スレッドに隠蔽することができ、MPIに比べて遥かに優れた並列プログラミング環境であることを実証した。この結果を論文にまとめ、Cluster Computing 2001に投稿することにしている。
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