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オブジェクト指向属性文法OOAGの記述管理機構の実現に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11780202
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関新潟大学

研究代表者

萩原 威志  新潟大学, 工学部, 助手 (10293200)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード属性文法 / オブジェクト指向 / 永続オブジェクト / オブジェクト指向データベース
研究概要

本年度の研究目的は以下の2点であった。
1.オブジェクト指向属性文法OOAGのによる記述をPCシステム上で実行可能にすること。
2.OOAGをどのように利用できるのかを実際のアプリケーション構築---具体的にはOSLトランスレータとコード管理システムの記述で示すこと。
この目的に沿い、プログラミング及び実行システムMAGEのコア部分のWindows OS上への移植作業、ODBMSを利用した永続記憶の実現、を順に進めた。
1項目めについては、OOAG属性評価器に加えMAGEのネットワークライブラリやサーバもWindows OSにおいてコンパイル・実行可能になった。また、実行中の属性つき木の様子をグラフィカル表示し、属性値情報などの確認機能を持つブラウザもWindows上に移植出来た。これによりWindows OS単体でのOOAG記述のデバッグが可能になったが、現在の状態ではWindows用のトランスレータが未完成でありコード生成することは出来ていない。
また、フリー配布版のODBMSであるObjectStore/PSEを用いてのMAGE実行系中のNodeクラスライブラリのプロトタイプが動作し、OOAGの属性つき木を永続記憶上に構築可能とし、属性評価器の実行サイクルとは無関係に永続記憶上でのインクリメンタルな属性評価が可能になった。これによりOOAGの記述管理機構を実現するための基礎システムが動き始めたことになる。現在ノーマルのSTLバージョンとObjectStoreバージョンのライブラリソースコードのマージを進めている段階である。
もう一つの目的であった、OSLバージョンのトランスレーションシステム構築は、永続記憶機能の実現に手間を取られ思うように進展させることが出来なかった。ただし、Synthesizer Generatorを属性文法処理系として利用したトランスレータのコードが存在するため、OSLプログラム構造をOSLでそのまま記述することは容易である。しかし、本研究で確かめたかったプログラムのパーズッリーとその属性値としてのオブジェクトコードの群をうまく扱うためのOSL上のプログラミングテクニックを見つけるという点に付いては依然研究途上のままと言わざるを得ない。
ODBMSとの融合による永続記憶管理機構の導入とともに、実行システムの不安定さが目立つ状態にあるため、MAGEにより応用システムを実現するにはもう少しシステムの安定性を高める必要がある。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takeshi Hagiwara: "Using Object-Oriented Attribute Grammars as ODB System Generator"3rd Int.Workshop on Attribute Grammars and their Applications(WAGA'00). 141-160 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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