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有理数プレスブルガー文真偽判定の高速処理系

研究課題

研究課題/領域番号 11780219
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関大阪大学

研究代表者

岡野 浩三  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 講師 (70252632)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード有理数プレスブルガー文 / 計算幾何学 / 実時間システム / アレンジメント / 凸多面体 / 非同期バス転送 / 試験系列生成 / プレスブルガー文真偽判定 / 有理数
研究概要

本研究では,実用的な実時間システムの諸性質(安全性,設計の正しさ)を自動判定することを目標に,有理数プレスブルガー文の真偽判定アルゴリズムの実用的高速化方法を考案し,実際にそのような応用システムに使用できる真偽判定プログラムを実装する.
昨年までに基本アルゴリズムは完成し,また高速化のためのアルゴリズムの検討が終わっていた.そこで今年度はその高速アルゴリズムの実装と評価を行った.また評価実験の結果をまとめ論文投稿を行った.本研究の基本となるアルゴリズムは,従来の種々提案されてきた判定アルゴリズムとは大きく異なり,計算幾何学上のアルゴリズムに基づくものである.実装にあたり,表現データ構造である凸多面体の数をなるべく少なくする,真偽判定の処理に伴って必要であるデータ構造の変形をなるべく効率よく行う,冠頭標準形ではない,一般の形の式を扱えるようにするなどの工夫を行った.実装した有理数プレスブルガー文の真偽自動判定ルーチンに対して評価実験を行った結果を,非同期バス転送プロトコルの試験系列の自動生成など実用的な検証例題に適用した結果,十分実用時間で試験系列の生成ができることが確かめられた.また,一般のプレスブルガー文に対してアルゴリズムの振る舞いを調べた結果,改良前よりも高速に判定できることがわかった.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 柴田直樹: "凸多面体併合を用いた有理数プレスブルガー文真偽判定アルゴリズムの実装と形式的設計検証への適用"電子情報通信学会論文誌. Vol.J84-DI(採録決定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 辻川竜宏: "全称子で束縛された冠頭標準形プレスブルガー文の真偽判定の分散実行"情報処理学会第60回(平成12年度前期)全国大会講演論文集. (発表予定). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 柴田直樹: "多面体分割を用いた有理数プレスブルガー文真偽判定アルゴリズムとその実装"電子情報通信学会技術研究報告. COMP99-49. 1-8 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 柴田直樹: "有理数プレスブルガー文真偽判定のための多面体分割を用いたアルゴリズムとその実装"情報処理学会第59回(平成11年後期)全国大会講演論文集. 1-171-1-172 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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