研究課題/領域番号 |
11780233
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
岡村 耕二 九州大学, 情報基盤センター, 助教授 (70252830)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | インターネット / サービス品質 / サービスクラス / DiffServ / IPv6 / マルチキャスト / ギガビットネットワーク / 高度マルチメディア情報処理 |
研究概要 |
本年度は、海外および国内での調査研究と国内での研究発表を行ない、関連研究の情報収集を行なった。なお、海外を対象とした調査研究はインターネットを利用した。国内における研究発表では、ITRCやWIDEプロジェクトの研究会に加えて、本研究者が幹事をしている情報処理学会高品質インターネット研究グループが協賛しているインターネットコンファレンス2000ならびに情報処理学会マルチメディア,分散,協調とモーバイル(DICOMO'2000)シンポジウムにて学術論文として発表した。また国内で開催された国際会議International Conference on Information Networkingにおいて本研究の成果を発表した。 本年度は、昨年度に整備した次世代型のインターネットの実験環境の完成度を高めるとともに実験ネットワークの規模の拡充を行なった。また、昨年度と同様に研究開発用ギガビットネットワークに参加している他組織の研究者と共同して広域なインターネット上での評価実験を進めた。本研究で開発したものは全てソフトウェアであり、それを配布し他組織のパーソナルコンピュータにインストールすることによって本研究で開発したサービス品質保証技術を他組織でも利用することが可能であった。さらに、本研究で整備した次世代型のインターネットの実験環境の評価として、本学と北九州との間でのプラントの遠隔コラボレーションによる診断実験、福岡市ももち浜に所在する九州システム情報技術研究所などと共同で開発している九州の地域型超高速ネットワークと相互接続しその上での多人数によるネットワークマルチメディア会議、といった様々な応用の実証実験を行なった。このような具体的で実用的な実証を通じて、本研究で開発したインターネットのサービス品質技術が広域な次世代型のインターネット上で有効に機能することを検証することができた。
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